DVDプレイヤー雑考
先日DVDプレイヤーを購入した。正確に言うとDVD AUDIO/VIDEO Super Audio CDプレイヤーという長ったらしい名前らしい。再生できるものはDVDに限らず、当然普通のCDや、DVD‐ R/RW、DVD +RW/+R、SACD、ビデオCDに始まり、聞いた事のないようなフォーマットまで対応しているようだ。実際のところ自分がそれぞれのフォーマットを活用するとも思えないのだが、まあ対応していれば便利な事もあるかもしれないな、という感じだ。そもそも何でこんなにDVD類似のフォーマットが乱立しているのかわけがわからない。
今までは「DVDプレイヤー」という単品の機器を持っていなかったのだが、それはパソコンでもプレイステーション2でもとりあえず再生できたので、差し当たって困らなかったからだ。もともとテレビや映画をあんまり観る方でもなく、DVDのソフト自体もCDに比べるとはるかに少ない。しかし、持っているDVDは音楽関係のものが多いのだが、その中でもアメリカやイギリスのソフトが徐々に増えてきた。困るのはアメリカのDVDはリージョン1(日本はリージョン2)で、イギリスはPAL方式(日本はNTSC方式)であること。パソコンでならどれも再生できるので一応は見られるのだが、パソコンのスピーカーで音を出し、パソコンのモニターを眺めているのも何だか迫力がない。ということで、どちらもシームレスで再生できる単品の「DVDプレイヤー」が欲しくなったのだ。
しかし、地域によるテレビのPAL/NTSC方式の違いは昔からの定着した方式なのでやむを得ないとしても、リージョンコードが何故あるのかもよくわからない。必ずしも法律的な話ではなく、一説にはハリウッドが映画の利益を守る(例えば映画の日本公開より先にアメリカ盤のDVDが出てしまうとか)為に要請した、との話も聞くが真偽の程はよくわからない。映画や公演とは全く関係のなさそうなロック関係のDVDにもリージョンコードが指定されていたりすることも多く(しかも日本発売もない)、見たい物が素直に見られず困ってしまう。
ところで、最近のDVDプレイヤーの一番の売れ筋は5000円前後の低価格のものだそうだ。しかし、ネットでこのDVDプレイヤーの評判を見てみると、やはりというかそれなりの品質でしかないようだ。いくら何でもそれでは再生できてもちょっと寂しいので、国産メーカーのエントリーモデルを購入することにした。ここで、そこそこオーディオには散財しておきながら、何故か映像にはほとんど拘っていない自分にはたと気付いた。CDプレイヤー購入の際も、マルチプル・プレイヤーだと回路が増える分音質にも影響がありそうだと思い、CDのみしか再生されない純粋なCDプレイヤーにしたのだ。それとえらく対極的。今回のDVDプレイヤーは(音楽CDを含む)たくさんのフォーマットに対応していながら、件のCDプレイヤーの10分の1程の値段である。もっと言えば、先日購入したレコード針よりも安い。そちらが贅沢過ぎるといえばその通りなのだが。
前述したように昔からほとんどテレビを見なかったし、大学生の頃も仕事を始めてからもテレビを持っていなかった。自分の部屋にテレビを置いたのはそんなに前の事ではない。しかも、今でもそれほど電源を入れる事もない。逆に音楽は毎日のように聴いていたわけだし、その思い入れの差があるのは当然の事とは思う。あとは、DVDというメディア自体に先行き不安なところがあって、そこまで入れ込む気にならないからかも知れない。
DVDは一般のビデオテープに比べ(S-VHSに比べても)確かに画質はよいようだ。画質が良いと言うのは語弊があるか。つまりは走査線の数が多く解像度が高い。だが、ハイビジョンに比べると走査線の数は約半分くらいのものである。DVD525pに対し、ハイビジョン1125i(現行ではpではなくiだと思う)。プログレッシブとインターレースの違いこそあれ、実際にハイビジョンの放送と比べると、DVDの映像は素人目に見てもどうしても荒さが目立つ。もはやDVDでは役不足なのではないかと単純に思うのだ。例えばハイビジョンをDVDに書込んだらかなりのダウングレードになるだろう。当然パソコンのソフトウエアもハイビジョンに対応したフォーマットが出てきているし、次世代DVDもすぐそこまで来ているようだ(企業間の規格争いはあるが・・・)。CDからSACD、DVDAudioへはおそらく移行しないと思われるが、DVDから次のメディアへの移行はそのうちあるかもしれないな。と思ったり。素人目に見ても明らかに違うのだし。
アスペクト比の問題もある。従来のテレビは4:3に対し、ハイビジョンは16:9。DVDは当然の事ながらモノによって4:3と16:9が混在する。何だかモノによって画像が縦長だったり横長だったりして落ち着かない。これは仕方のない事だと思うが・・・。早くどれかに統一されればいいのにと思う。結局DVDは過渡期の規格なのだろう。ともかく映像の分野はまだまだ延びシロがあるという事か。
・・・・とか何とか偉そうにぶつぶつ言いながらも、手持ちのDVDを全部引っ張り出してきて、次々かけてみてはあれこれいじり倒して楽しんでいる。今まで買ったはいいがまともに見た事なかったDVDも多かったので、意外と新鮮な驚きがあって楽しい。やはりオーディオのスピーカーで音を出して、(パソコンモニターより)大きな画面で観ると違うものだ。今の所ライブものを見る事が多いのだが、映画もどんどん観てみたいなと思う今日この頃。(・・・続く)
コメント(0)| Track back(0) | 2006-01-27 14:10:55
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